ベンチャー法務の部屋

『起業のファイナンス』が届きました

2010.10.05

昨日、私のところにも磯崎先生の『起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』が届きましたので、早速読み始めました。

まだ読み終わっていないのですが、最初から、「賛成!」「流石!!」とうなづくところばかりです。

とりあえず最初の章で印象に残ったところは、ピックアップしますと・・・

・「資金調達がいらない起業」が増えている
・不況時は起業のチャンス
・「イケてる」起業を増やし、投資を増やし、ベンチャー企業を取り巻く生態系全体を大きくしていくことが必要
・(日本でも(米国等と同様に))将来成功が見込めそうなベンチャー企業には資金を出したい人が群れをなして待っている
等々

この中で、「資金調達がいらない起業」が増えているという点は、以前のエントリー「2つに分かれた起業のパターン」でお伝えした点と共通の話です。ビジネスモデルによっては、以前と比べて起業に必要な資金が劇的に少なくて済むという環境が整ってきたということです。デスクトップよりiPhoneを、オフィスより貸会議室を、電話よりskypeを、自社サーバーよりクラウドを、出張よりビデオ会議を、、、知恵と道具で、かなり安く済みます。

いま、起業するための環境は本当に整ってきています。就業規則等に反しない限りは、ある程度、安定したキャッシュフローが得られるまで、正社員で、その後は、独立するというタイプの起業も増えてくるかもしれません。システム・エンジニアの方には、多いような気がします。

こういう企業で、重要なリソースは、「人」であること、もっというならば、「誰がやるか」「誰とやるか」という点の比重が非常に高くなっていると思います。

勿論、「人」以外にも、起業に重要な要素は数多くあります。(一介の弁護士の考えていることが全てとも思えませんが・・・)このブログでも、これから、今までの経験に基づいて、出来る限り、起業に重要な要素を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

執筆者
S&W国際法律事務所

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