Mastery for Service~あなたの「座右の銘」は何ですか~
皆さんには「座右の銘」があるでしょうか。
私はこれまで生きてきた42年間で色々な言葉に出会い、支えられてきました。
その中でも、中学からロースクールまでの12年間を過ごした関西学院で学んだ「Mastery for Service」という言葉が私にとっての「座右の銘」になっています。
この言葉は、関西学院のスクールモットーであり、「奉仕のための練達」と訳されます。
私は、中学1年生から、事あるごとにこの言葉に触れ、関学生は、「隣人・社会・世界に仕えるために、自らを鍛える」という教えを受け続けてきました。
もっとも、12年間関学で学んだとは言え、ロースクールを卒業した時の年齢は24歳とまだまだ未熟であり、散々聞いてきたはずの「Mastery for Service」の意味について考えることもなく、ましてや司法試験の勉強生活の中で、この言葉を心に留める機会はほぼありませんでした。
ところが、40歳を迎え、ライフステージも立場も変わり、自分がこれからどのように生きていくべきなのかを真剣に検討するようになった時、自分の中の「軸」について考えました。
ちょうどそのタイミングで、関学の主催する「三日月塾」という勉強会に参加する機会をいただきました。
この勉強会は、関学のOBで企業のトップとして活躍された先輩が、次世代のリーダー育成を目標として開催していただく会であり、オリックスの宮内先輩、住友林業の市川先輩、元昭和シェル石油の亀岡先輩、大同生命の工藤先輩、ミズノの水野先輩、富士フィルムの後藤先輩など、名だたる企業のトップを務めた、または現在もトップを務めている先輩方から貴重なお話を伺える機会です。
既に半分を終えてしまったのですが、この会は、私のように、関学で「Mastery for Service」を学び社会に出た同窓が、「Mastery for Service」をそれぞれの形で実現してこられた先輩経営者から、改めて「Mastery for Service」を学ぶ機会であることが分かりました。
講師を務めて下さっている先輩方は、同窓の後輩が「Mastery for Service」を実現し、そのことによってよりよい社会を実現するため、無償で講師を引き受けて下さっているとのことです。このこと自体が、究極の「Mastery for Service」だと感じています。
先輩方の話を通じ、自分にとっての「軸」は、「Mastery for Service」であることを実感し、改めて、今の自分にとっての「Mastery for Service」についての答えを出せた時、関西学院の広報の方から連絡をいただき、「あなたにとってのMastery for Serviceとは?」について寄稿させていただきました。(何とタイムリーな…運命を感じました。)
この企画は、「関西学院で“Mastery for Service”を育んだ卒業生たちは、どのような人生を歩んでいるのでしょう。知識や技術だけでなく、真に豊かな人生を生きるすべを知り、悩み、楽しみながらも実践する、卒業生たちの言葉、そして生き方を集めました。」という、非常に興味深い企画で、社会に出た関学の卒業生それぞれにとっての「Mastery for Service」が紹介されています。
ここに、私も関学の卒業生として寄稿しました。
常に高い志を持って、挑戦し、挑戦を支えること | Message | Mastery for Service 関西学院
私は、今の仕事を通じて、私にとっての「Mastery for Service」を実現すべく前に進めていることをとても幸せに感じています。同じ思いを持って、日々切磋琢磨し、支え導いてくれる事務所のパートナーたちに感謝しています。
私の言葉が、生き方が、少しでも挑戦の支えとなることを願い、これからも自分にとっての「Mastery for Service」の実現に向けて前に進んでいきます。
皆さんの「座右の銘」についても聞かせていただけるのを楽しみにしています。