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憩いの部屋

新人弁護士(長沢弁護士・福本弁護士)のご紹介

事務所の新着ニュースでもご紹介させていただいておりますように、今年の1月からS&W国際法律事務所には、長沢一輝弁護士と福本洸太郎弁護士が加入してくれましたので、少し、二人の紹介をさせていただきます。

長沢弁護士は、礼儀正しさを保ちながらも、クスリと笑えるユーモアを織り込んでくるセンスが絶妙な人材です。弁護士として取り組みたい分野としては、「世の中が良くなるようなことで、新しいことをしたい」、とのことで、弊所が主として扱っているベンチャー法務はまさにこの範疇に入ってくると思います。他方で、司法修習時代に、裁判員裁判事件を見分した経験から、刑事弁護の発展にも何らかの形で貢献したいという思いも持っているとのことです。ベンチャー法務や刑事弁護に限らず、弁護士業務を着実にこなしていく中で、新しい分野を切り拓き、世の中を良くすることに貢献してくれるものと期待しています。

福本弁護士は、神戸出身にもかかわらず、九州の地に飛び込んで大学生活を送ったり、タイの法律事務所でインターンをしたり、シンガポール国立大学での研修をしたりと、進取の気性に富んでいます。弁護士になった今、どのような仕事がしたいのか話を聞いてみましたところ、事務所で主に取り扱っている、ベンチャー法務や国際法務に主な興味があるとのことです。他方で、学生時代には、家庭裁判所で、非行少年の立ち直りのための活動を支援するためのボランティア活動を行ったり、司法試験合格後には、長野の豪雨災害の復興ボランティアに参加したりした経験もあるとのことで行動力も兼ね備えています。弊所でも進取の気性を発揮してさらに関心分野を拡げ活躍してくれることを期待しています。

皆様、長沢弁護士、福本弁護士をよろしくお願い致します。

文責 河野雄介

 

2021年02月18日 20:25|カテゴリー:

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刑事弁護教官の教え

LINEには、誕生日を登録している友達について、「●●さんの誕生日です!」というお知らせが届く機能があるようです。先日、LINEから、10年以上前に事件を担当した際の少年(今はもう立派な成人ですが)の誕生日のお知らせが届きました。

私が彼の少年事件を付添人として担当し、彼は少年院に入りました。その後も手紙のやり取りを続け、「出てきたら会おう!」と約束をしましたが、彼と次に会った場所は警察の接見室でした。「出てきてへんやんか。何でもっと早く連絡せんかってん。」と話をしたのをよく覚えています。その後、再度少年院に入り、そこでも手紙のやり取りを続け、次こそは!ということで、無事に外で会うことができました。その後は、ごく稀に電話でやり取りをするぐらいで、疎遠になっていました。

今回、いい機会だと思い、誕生日メッセージを送ることにしました。するとすぐに返事が返ってきて、昔話に花が咲きました。

彼は、29歳になっていました。私が彼と初めて鑑別所で会ったとき、彼は17歳ぐらいだったので、出会いからもう12年が経過したことになります。さらに驚くことに、彼は私が彼と初めて会ったときの私の年齢(当時私は27~28歳)を超えたことになります。時の流れを感じました。このことを伝えたところ、彼からは、「ヤバい。おじさんになってるw」とのメッセージが送られてきました。彼も30を目前にしており、決して若いわけではない年齢に差し掛かっているものの、2人の間では、今でも17歳と27歳の感覚のようです。

お互いの近況を報告し合った後、彼からは、「まぁ、犯罪はしてない!守るべき人居てるから出来ひんわw。しようと思わん。」というメッセージがありました。

私からは、「これからも、守りたいと思える大切なものをいっぱい増やしていけたらいいね。」というメッセージを伝えました。

彼からは、会いたかったらいつでも会えるで、というメッセージをもらいました。

 

近頃、私は、少年事件からも刑事事件からも遠ざかっていますが、罪を犯すかどうか、その分岐点というのはこういうところ、すなわち、個人に備わった高度な倫理観の問題ではなく、家族や仕事、周りの環境といった外部的な要素にあることが多いのではないか、ということを改めて実感しました。

 

私が司法修習を終える際、刑事弁護教官がクラスに向けて送って下さった言葉があります。

「狂人とは理性を失った人ではない。狂人とは理性以外のあらゆる物を失った人である。」

この言葉は、G.K.チェスタトンの「正統とは何か」の一節です。

最初に聞いた時には意味が分からなかったこの言葉の意味が、刑事弁護の経験を積む中で、徐々に分かるような気がしてきました。

人間とは本来本能で動く存在である。

刑事弁護を経験する中で、理性があれば踏みとどまれたであろうになぜこんなことをしたのか?という思いを持つ場面が多々訪れると思う、ただ、理性を失って犯罪に及んでしまった人間は狂った人間ではない、自分と同じ人間である。

 

この言葉の解釈には異論もあるだろうし、私もまだこの言葉の意味を完全に理解したわけではありません。ただ、私にとって、教官が贈って下さったこの言葉こそが、刑事弁護を行なう上での原点です。

「ヤバい。おじさんになってるw」と言われながらも、彼との今があるのも、この言葉のおかげだと思っています。

 

再会した時に、「あんま変わってないやん!」って言ってもらえるよう、アンチエイジング、頑張ります。

 

(文責:三村雅一)

2021年02月09日 15:52|カテゴリー:

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「後厄」を迎えて ~「睡眠」の大切さ~

数えで43歳の今年は、「後厄」になるそうです。
正直、「厄年」や「後厄」のもたらすものは、よくわかっていません。
ただ、前厄の年の最後の月に母を亡くした私にとって、前厄や厄年が心身ともに大変な一年であったことは間違いありません。

今年は、今のところ大過なく、仕事も順調にできているように思います。
世の中は、緊急事態宣言の真っただ中です。
「平穏」とは程遠く、非日常であるはずの毎日が、日常になりつつある怖さを、日常のような生活を過ごすことで、心の平穏を保とうとしているようにも見えます。

ところで、40代になって思うのは、睡眠の大切さです。
私は、oura ring(https://ouraring.com/) と いうものをつけて、日々のコンディションや睡眠の質が数値化されているのを、日々、確認して、睡眠の改善を心掛けています。
よい判断は、よい睡眠から生まれます。
また、感染症にかからないためにも、質量ともに十分な睡眠をとることは、バランスの良い食事とともに、非常に重要です。
これまで、法律事務所、とりわけ企業法務系の法律事務所では、弁護士が、夜遅くまで仕事をしていることは、どちらかといえば、誇らしげに語られていたように思います。
「今週のビラブルアワー(※)は、〇〇時間だったよ」
「〇時に帰ろうとしたら、先輩に「今日は早いね」と言われた。」
「〇〇先生から、深夜〇時にメールの返信がなされていた」
※ タイムチャージ等として、クライアントに請求可能な稼働時間のこと。要するに、クライアントのために仕事している時間。
しかし、そのようなカルチャーは、本当に正しいのでしょうか。
私は、とある大手法律事務所で過去に月に450時間近く働いたという弁護士の話を聞いたことがあります。30日間、休みなしに、午前9時から午前1時(!)まで、働かないと達成できない時間です。はっきりいって異常であり、どの程度、頭がはっきりと稼働していたのか、疑問です。

いろいろな文献を読んで、いま、私の「睡眠」に対する認識は、以下のとおりです。

・睡眠は心身の健康を保つ最強の薬
・確かに朝型と夜型がいる。正確には、超朝型や中間型や超夜型もいる。これは、ほぼ遺伝で決まり、後は年齢で変わっていく。
・眠さは、「睡眠圧」と呼ばれており、脳内の「アデノシン」と呼ばれる物質が増えることで眠りたいという欲求が高まる。
・午後のコーヒーは、夜の睡眠を奪う。カフェインの半減期は、人によって異なるが、平均して5~7時間になる。
・週末の寝だめでは、睡眠負債は返せない。
・快眠の3条件は、「暗さ」、「静けさ」、「快適な室温」。
・寝不足の日とも、長く眠る人も、死亡率が高い。睡眠負債は、認知症のリスクを高める。
・睡眠負債と肥満は、隣りあわせ。睡眠が足りていないと、肥満が進む。
・中年以降であっても、若い人と同じくらい睡眠は必要だ。
・睡眠不足の従業員は、自分のミスを他人のせいにしたり、他人の手柄を横取りしたりする傾向が強くなることが実験により発見された。
・睡眠薬やアルコールによる睡眠は、睡眠改善には役に立たない。
・人類は、睡眠について、まだまだ分かっていないことがある。
・運動との関係は、完全には解明できていないが、運動すればよく眠れるというよりも、よく寝れているとよく運動できる、という方向の方が強そうである。

また、いま私が認識している「睡眠」の改善方法は、以下のとおりです。

基本
①カフェインとアルコールの摂取を控えること。
②寝室にテレビやスマホ、タブレットを持ち込まない。
③寝室を涼しく保つこと。
オプション
④起床と就寝の時間を決め、毎日それを守ること。週末も。
⑤眠くなったら布団に入る。カウチなどでうたた寝しない。
⑥眠れなかったらいつまでも布団の中にいない。起きて何か静かでリラックスできる活動をしながら、眠気がくるのを待つ。
⑦夜眠れないなら、昼寝を控える。
⑧就寝前に心を落ち着ける習慣をつくり、心配事や不安を布団の中にまで持ち込まないようにする。
⑨時計を見えない位置に置く。

当事務所では、どうしても対応しないといけない案件がある場合に、睡眠を削らないといけないシーンが、でてくることまでは否定しませんが、基本的には、弁護士スタッフともに、日ごろから十分な睡眠時間を確保してほしいと考えています。

慢性的に睡眠不足で仕事をすることは、決して健全なことではありません。睡眠不足によってミスが生じやすくなることは、組織としても避けるべきです。

皆様に、良き睡眠がもたらされますように。
2021年02月01日 13:14|カテゴリー:

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