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憩いの部屋

「後厄」を迎えて ~「睡眠」の大切さ~

数えで43歳の今年は、「後厄」になるそうです。
正直、「厄年」や「後厄」のもたらすものは、よくわかっていません。
ただ、前厄の年の最後の月に母を亡くした私にとって、前厄や厄年が心身ともに大変な一年であったことは間違いありません。

今年は、今のところ大過なく、仕事も順調にできているように思います。
世の中は、緊急事態宣言の真っただ中です。
「平穏」とは程遠く、非日常であるはずの毎日が、日常になりつつある怖さを、日常のような生活を過ごすことで、心の平穏を保とうとしているようにも見えます。

ところで、40代になって思うのは、睡眠の大切さです。
私は、oura ring(https://ouraring.com/) と いうものをつけて、日々のコンディションや睡眠の質が数値化されているのを、日々、確認して、睡眠の改善を心掛けています。
よい判断は、よい睡眠から生まれます。
また、感染症にかからないためにも、質量ともに十分な睡眠をとることは、バランスの良い食事とともに、非常に重要です。
これまで、法律事務所、とりわけ企業法務系の法律事務所では、弁護士が、夜遅くまで仕事をしていることは、どちらかといえば、誇らしげに語られていたように思います。
「今週のビラブルアワー(※)は、〇〇時間だったよ」
「〇時に帰ろうとしたら、先輩に「今日は早いね」と言われた。」
「〇〇先生から、深夜〇時にメールの返信がなされていた」
※ タイムチャージ等として、クライアントに請求可能な稼働時間のこと。要するに、クライアントのために仕事している時間。
しかし、そのようなカルチャーは、本当に正しいのでしょうか。
私は、とある大手法律事務所で過去に月に450時間近く働いたという弁護士の話を聞いたことがあります。30日間、休みなしに、午前9時から午前1時(!)まで、働かないと達成できない時間です。はっきりいって異常であり、どの程度、頭がはっきりと稼働していたのか、疑問です。

いろいろな文献を読んで、いま、私の「睡眠」に対する認識は、以下のとおりです。

・睡眠は心身の健康を保つ最強の薬
・確かに朝型と夜型がいる。正確には、超朝型や中間型や超夜型もいる。これは、ほぼ遺伝で決まり、後は年齢で変わっていく。
・眠さは、「睡眠圧」と呼ばれており、脳内の「アデノシン」と呼ばれる物質が増えることで眠りたいという欲求が高まる。
・午後のコーヒーは、夜の睡眠を奪う。カフェインの半減期は、人によって異なるが、平均して5~7時間になる。
・週末の寝だめでは、睡眠負債は返せない。
・快眠の3条件は、「暗さ」、「静けさ」、「快適な室温」。
・寝不足の日とも、長く眠る人も、死亡率が高い。睡眠負債は、認知症のリスクを高める。
・睡眠負債と肥満は、隣りあわせ。睡眠が足りていないと、肥満が進む。
・中年以降であっても、若い人と同じくらい睡眠は必要だ。
・睡眠不足の従業員は、自分のミスを他人のせいにしたり、他人の手柄を横取りしたりする傾向が強くなることが実験により発見された。
・睡眠薬やアルコールによる睡眠は、睡眠改善には役に立たない。
・人類は、睡眠について、まだまだ分かっていないことがある。
・運動との関係は、完全には解明できていないが、運動すればよく眠れるというよりも、よく寝れているとよく運動できる、という方向の方が強そうである。

また、いま私が認識している「睡眠」の改善方法は、以下のとおりです。

基本
①カフェインとアルコールの摂取を控えること。
②寝室にテレビやスマホ、タブレットを持ち込まない。
③寝室を涼しく保つこと。
オプション
④起床と就寝の時間を決め、毎日それを守ること。週末も。
⑤眠くなったら布団に入る。カウチなどでうたた寝しない。
⑥眠れなかったらいつまでも布団の中にいない。起きて何か静かでリラックスできる活動をしながら、眠気がくるのを待つ。
⑦夜眠れないなら、昼寝を控える。
⑧就寝前に心を落ち着ける習慣をつくり、心配事や不安を布団の中にまで持ち込まないようにする。
⑨時計を見えない位置に置く。

当事務所では、どうしても対応しないといけない案件がある場合に、睡眠を削らないといけないシーンが、でてくることまでは否定しませんが、基本的には、弁護士スタッフともに、日ごろから十分な睡眠時間を確保してほしいと考えています。

慢性的に睡眠不足で仕事をすることは、決して健全なことではありません。睡眠不足によってミスが生じやすくなることは、組織としても避けるべきです。

皆様に、良き睡眠がもたらされますように。
2021年02月01日 13:14|カテゴリー:

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