ベンチャー法務の部屋

2010年夏のベンチャー業界の気になる動き(その2)

前回の続きです。

この夏の気になった動きのもう1つは、海外上場です。

8月22日の日経新聞によると、日本のベンチャー企業が、アジアの証券取引所に相次いで上場するとのこと。

クリック証券のKOSDAQ上場を筆頭に、海外上場の動きは活発化しているようです。

ベンチャー・キャピタルにとっては、大きな問題ではない、というか、高い株価で売却できれば、問題有りませんが、証券会社や印刷会社、信託銀行にとっては、悩ましい問題です。

日経新聞で取り上げられていた以下の5社です。

1.ディー・エル・イー
・アニメ・映像制作会社
・台湾証取に上場申請(2011年6月までに)

2.ゼロ
・インターネット決済代行
・シンガポール新興市場「カタリスト」に上場申請(年末までに)

3.フードディスカバリー
・野菜ソムリエ講座や青果販売
・韓国新興市場「KOSDAQ」に上場申請(10月に申請予定)

4.オフィス24
・OA機器販売やオフィスコンビニ
・韓国新興市場「KOSDAQ」に上場申請(11月を目処に申請予定)

5.サルバドーレ・クオモ・ジャパン
・ピザチェーン
・韓国新興市場「KOSDAQ」に上場を検討

執筆者
S&W国際法律事務所

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